お金が欲しいという理由で仕事してはだめ?ある作家の言葉の説得力がすごい

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執筆2

よく「好きなことをして生きていこう!!」なんて言葉を聞きます。自由を追求したい自分なんかはまさにその通りだと思うのですが、結構この言葉が賛否が分かれているように見えます。

「好きなことだけして生きていくなんてただのワガママ」という書き方もあれば、「好きなことだけして生きていくのは素晴らしい」という書き方もしている人もいます。

別記事で紹介したダンケネディの「億万長者のお金を生み出す26の行動原則」という本のP122~124は、どちらかというと、前者のような書き方をしています。

ただ、この一見対立しているような両者の書き方ですがよくよく考えると、同じことを言っているような気がしてなりません。下は個人的な解釈です。

・好きなことだけして生きていくなんてただのワガママ

自分の好きな仕事だけを仕事していても、市場がそれを求めなければただの自己満足に終わる。いくら好きなことをしても、誰も求めなければお金は稼げない。他人が求めないことに一生懸命生きていてもそれはただのワガママとしか言えない。

・好きなことだけして生きていくのは素晴らしい

そもそも関心のない事で市場のニーズなんてつかめるわけがない。お金が欲しいという理由だけでただ汗水垂らして働いても、情熱がないから市場にも関心がなくなる。だから、好きなことを仕事にしなければお金を稼ぐことなんてできないのだ。成功している人は皆、自分のビジネスを愛している。

つまり、前者は市場のニーズという視点にフォーカスしていて、後者は情熱という言葉にフォーカスしているだけで、言おうとしていることは全然一緒です。なのに、一見すると全く逆のことを言っているように見えるのは、言葉のトリックと感じています。

〇情熱がないと続かない

自分もそうですが、多くの人が理想と現実のギャップで苦しんだ経験を持っていると思います。お金のためだけに働くサラリーマンではいたくない。同じサラリーマンとして働くにしても、会社の理念に共感して働きたいmのです。

でも、全員がそうとは限らず、多くの人は理想と現実のギャップを思い知った時点で、情熱がないとお金目的では仕事が続かないということに気付き、ようやく真価本領を見つけようとします。

しかし、何となく自分のやりたいことが見つかったようなので、副業としてでも行動を開始したが、いまいちうまくいかない。お金が稼げないから結局モチベーションを下げてしまう。

そんな時にぶつかる壁が、今度は市場のニーズということだと思います。数年前に本を出版したとき、結構似たような状況でした(・・;)

〇自己満足では稼げないから続かない

「億万長者のお金を生み出す26の行動原則」では、あるべき順序は「市場、市場のニーズ、目的、情熱、お金」と書いています。

つまり、市場のニーズを考えていかなければ絶対にお金を稼ぐことはできないということを意味しています。結構自分はこの壁で四苦八苦したりします。ある程度稼いで、会社を辞めて独立しても、このことはずっと考えることになるでしょう。

というのも、自分は作家を目指しているからです。このブログも、管理というよりは、著者というつもりで書いています。

作家の稼ぐ原理は単純です。いかに読者を満足させる作品を書き上げるかです。読者がつまらないと感じれば売れないから稼げない。読者が感動して涙が止まらない。そんな感想がAmazonの書評とかで広がっていけば大ベストセラーの可能性があります。

自分は本当にシビアな世界に身を置こうとしていることになります。興味のないことは書けないけど、読者が興味を持たなければ稼げない。こう考えると、作家業って、本当に趣味ではなくビジネスの視点が大事だなと思います。

〇ある作家の名言

なので、成功している作家は、結構ビジネスの視点も持ち合わせているのかな、という気もします。「億万長者のお金を生み出す26の行動原則」では、このような言葉が紹介されていました。

「金目当てでない作家はただの間抜けだ」

著者はマーク・トゥエインの言葉としていて、訳者は「サミュエル・ジョンソンの誤りだと思います」と書いていますが、どちらにしろ、この言葉にすごいしみじみと感じるものがありました。自分の目指している職業だから共感した、というのもありますが。

書く事が目的なのではなく、お金を払ってくれる読者がいるからこそ、本を書く。「お金ではないんだ。本を書くのが好きなんだ……」なんて言ったが最後、ただの趣味で終わってしまうのです。

情熱がない人は絶対成功しないけど、情熱だけが先走っては絶対に稼げない。ビジネスの厳しさを的確に表現している言葉だと思います。

「読者の顔なんて見えない」なんて言い訳は全然通用しないんでしょうね。お金を払ってくれるのは読者です。読者のニーズを頭がショートするほど考えられるようにしたいですね。

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