人間関係を破壊する3つの怖い考え方|外的コントロールとは?

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コミュニケーションスキルの向上は、実践でしか身に付かないと思いますが、「これは人間関係を破壊するからやってはいけないこと」や「人間関係を良くするからやった方がいい」ということは、予め知っておいた方が良いような気がします。

前回書いた人間関係を悪くする致命的な習慣については、「やるだけ無駄、お金を失っても、得るようなことはない」と思うようになってからは、この習慣を使う頻度がある程度減るようになったのを実感します。

この致命的な7つの習慣を使わない方が良いことは、おそらく幼稚園児でもわかることだと思いますが、

それでもビジネスや家庭の場で、大人達がこの人間関係を破壊する習慣を日常の場で使ってしまう。こう考えると人間はある意味で、自分を含めて頭の悪い生き物だと感じる時がありますが、これは以下の外的コントロールの考え方があるからだと言われています。

 〇外的コントロール


この外的コントロールは、「人は自分の行動しかコントロールすることはできない」という選択理論心理学の考え方とは対極の、「他人を、外部からの刺激でコントロールしよう」という考え方です。

以下、「グラッサー博士の選択理論~幸せな人間関係を築くために~」から引用です。(一般的に外的コントロールの3つの信条と呼ばれています)

第一の信条

私は外側から来る簡単なシグナルに反応して、電話が鳴ると受話器を取る、玄関のベルが鳴るとドアを開ける、赤信号で止まる、その他の諸々のことを行う。

第二の信条

私は、人がしたくないことでも、自分がさせたいと思うことをその人にさせることができる。そして他の人も、私が考え、行為し、感じることをコントロールできる。

第三の信条

私の言うとおりのことをしない人をばかにし、脅し、罰を与える、あるいは、言うことを聞く人に褒美を与えることは、正しいことであり、私の道義的な責任である。

第一の信条は、外的な刺激によって選択する行動が決められているということでしょうか。ただ、電話が鳴っても、出たくない相手だったり、ちょうどタイミングが悪かったりすれば、出ないという選択肢もあります。改めてかけ直すという選択肢もあります。

赤信号でも人を轢きたければ、そのまま横断歩道に突っ込むことだってできます(・・;)つまり、1つのシグナルでも、様々な行動を取る人がいるので、この第一の信条は必ずしも正しくないわけです。

第二の信条は相手を無理やり思うように行動させようとする行為でしょうか。自分が相手をコントロールしているという信条です。

「怒鳴れば言うことを聞く」といったことの他「あいつのせいで俺は失敗した」という他責の念や、「俺がこう言ったから、あの人が凹んだ」という自責の念も含まれるようです。

第三の信条は、グラッサー博士が「最も有害であり、ほとんどの人間関係を破壊する」と警告している箇所です。

致命的な7つの習慣にも繋がる部分ですが、人間の悩みの85%は人間関係と言われていることは、やはりこの第三の信条や致命的な習慣が蔓延しているということでしょう。

なんたって、人間関係は全然進歩していないと言われるくらいですから。

こういったコミュニケーション方法を取る人は、興味の対象が自分本位で、他人や組織の願望に全然興味がない人が多く該当するように思われがちですが、

正義感、責任感が強い人や成果主義の人にも多く見られる傾向みたいです。

また、両親や先生、部活の先輩に厳しく指導された経験がある人は、「こいつのために」と敢えて辛く当たったり、厳しく言ったりする傾向があるように思えますが、

最初は「普段厳しいけど、実は後輩思いの先輩」と思われるでしょうが、次第に煙たがれ、周りに誰もいなくなるような気がします。

こういった人は、本心は人に関心が強いので、上記の3つの考え方を取り外すだけで、だいぶ人間関係が良くなり、信頼度も増すことが想像できます……、と書きながら思いました(・・;)

あと、自分がやってしまったのは、ちょっとでも考えが違ったり、一時的に興味を失った人に対して無視したり排除してしまうことですが、これも外的コントロールの一種で、人を遠ざけてしまいます。

付き合う人を選ぶことは大事ですが、自ら相手を切り捨てるのではなく(時には必要かもしれませんが)、自分のステージを向上させることで自然と必要な人間関係が出来てくるような人脈の作り方が理想だと感じました。

自分の場合は、比較的孤独な職業と言われる方向に転換していく予定ですが、だからこそ上手に付き合う人を選ぶようにしたいです。結局1人だけで何かを成し遂げたことは一度もないので(・・;)

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人間関係を破壊してしまうコミュニケーションや人との接し方、逆に人間関係を良好にするコミュニケーションについてです。

これも選択理論心理学を学ぶと出てくるところですが、できれば頭に自然と入ってしまうほど、この習慣はうまく身につけていきたいところです。良かったら併せてご覧下さい。

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