年収1200万円以上は給与所得控除が縮小されます|2016年1月から

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2016年になりました。新年明けましておめでとうございます。実家に帰って、まったりした正月を迎えています。

新年から全然ありがたくない話ですが、2016年1月から、高収入の会社員、公務員を対象に、さらに増税の措置が実行されます。

具体的には、年収1200万円以上の給与所得控除が若干縮小されてしまいます。

■増税前後の比較

これまでの給与所得控除は、以下のように計算されています。(給与明細持っている人は実際に計算してみましょう)

(1)年収180万円以下⇒給与年収×40%。ただし、65万円未満のときは65万円。

(2)180万円超~360万円以下⇒給与年収×30%+18万円。

(3)360万円超~660万円以下⇒給与年収×20%+54万円。

(4)660万円超~1,000万円以下⇒給与年収×10%+120万円。

(5)1,000万円超~1,500万円以下⇒控除額は給与年収×5%+170万円

(6)1,500万円以上⇒上限245万円

このうち、今回増税の措置が取られるのは(5)の層です。

年収1,200~1,500万円の層の給与所得控除の上限が230万円になります。

これまでの給与所得控除では、年収1,400万円の場合は控除額は240万円でしたが、これが230万円になります。

こうして見ると、そんなに大きな増税ではないですが、地味に税金の負担が増えていることはわかると思います。

所得税は2016年1月、住民税は2017年6月から税負担が増えることになります。

■2017年からは年収1000万円も縮小

増税メニューに詳しい人は知っているかもしれませんが、2017年からは、年収1,000万円以上の人も増税されます。

年収1,000~1,200万円では、上限220万円になります。

これもそんなに大きな増税とは言えないので、あまり話題になっていませんが、

増税は知らないうちに、あまり目立たないように徐々に実行されていくので、ある程度把握しておいた方が良いと思います。

ちなみに、自分は年収1,000万円からはまだ程遠いし、年収1,000万円に達する前に退職・独立すると思うので、あまり関係ない話かもしれません。

しかし、1,500万円超は少ないかもしれませんが、案外年収1,000万円を超えている層は多いと思うので、この増税メニューはそれをターゲットにした感じですね。

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