老後に8000万円用意しなくても良い方法でもっと自由に生きよう

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もう1年近く前ですが、別記事で、「老後の生活費にいくら必要?」という話を記事に書きました。

結論から行くと、長年勤めてきた会社をようやく辞めて清々した気持ちになるのが60歳として、そこから配偶者と85歳まで生きるとします。(配偶者と同じ日に死亡)

そうなると、総務省の家計調査の老後の1ヶ月の生活費をもとに計算すると、公的年金が破綻してもらえないとし、さらに退職金がもらえないと仮定すると、

老後の生活費は8000万円になります。余裕のある生活を送ろうとすると1億円を超えてきます。⇒詳細の計算結果はこちら

でも、本当に老後に8000万円も必要でしょうか?そもそも60歳までに8000万円貯めることは可能でしょうか?

仮に60歳まで会社勤めしていれば、不可能でもないですが、自分のように早めに退職しようと考えているのであれば、ちょっとハードルの高い金額です。

■まずは老後に8000万円作る方法

まずは60歳までに、一見ハードルの高い老後の生活費8000万円を貯める方法についてですが、これは言うまでもなく、支出削減が大前提となります。

高校出て18歳から働き60歳まで42年間も会社員を続けるというゾッとするようなケースでも、月々16万円もの貯金が必要になってきます。かなり厳しい条件です。

それだけ大幅に生活コストを下げる必要があるということですが、それだけでは、老後に必要な資産は築くのは困難ということがわかります。

支出削減に加えて、若いうちから資産運用してお金を働かせることが必須であると同時に、会社の給料だけではなく副業することも、ほぼ100%必須になってきます。

早期退職でなく会社勤めを60歳まで続けるにしても、これぐらいの心構えが必要ということです。もちろん家を買ったり必要以上の保険に入っていたり、車を何度も買い替えるようなことはしてはいけません。

ただ、老後に8000万円作ることだけでなく、老後に8000万円も要らないようにする方法も考えていくと、より気持ちが楽になるのではないかと思います。

■老後の生活費

平成26年の家計調査年報では、老後の1世帯あたりの月々の生活費は24万円と算出されています。

老後に8000万円必要という計算根拠は、保守的に27万円という古いデータを使っていますが、24万円としても、だいたい老後に7200万円ほど必要になる試算になります。

それはともかく、老後の生活費の内訳は、以下のようになります。

・食費60,869円

・住居費16,158円

・水道光熱費21,042円

・家具・家事用品9,788円

・被服等6,940円

・保健医療費14,635円

・交通・通信費26,825円

・教育・教養娯楽費25,968円

・交際費28,749円

・その他支出28,511円

これで、だいたい合計24万円になります。老夫婦2人で食費60,000円というのも妥当な線に見えます。住居費16,000円は、おそらく賃貸ではなく家を買って、ローンもほとんど完済したようなケースでしょう。おそらく。

水道光熱費は、減らそうと思えば減らせそうな気はしますが、微妙なところ。問題なのはここからですね。

まずは被服費6,940円とありますが、老後に服って、そんなに頻繁に買いますかね?何年も同じ服着ることになると思うので、基本的に被服費は1,000円ぐらいカットできるような気がします。ここで-6000円です。

保険医療費、病気にかからないように現役時代から体はケアしていきましょう。ということで、これを固定費にするのはいかがかと思うので、全額カット。これで-14,000円

交通・通信費は難しいところですね。旅行好きの老夫婦であれば、これぐらいはかかると思うし、旅行はした方がいいとおもうので、このままにしておきましょう。通信費は大幅カットしても良いと思いますが。

教育・娯楽費と交際費、合わせて54,000円もかかっていますが、もしコストカットするなら、ここから削らないといけませんね。ということで全額カット。

ただ、娯楽費や交際費の全額カットは、老後を楽しむにはあまり現実的ではないので、これはその他支出に含んでショックを吸収しましょう。

ということで、54,000+14,000+6,000=74,000円⇒約70,000円カットです。

上の支出内訳をもとに、さらに70,000円節約するのであれば、月々の支出は17万円で済みます。

そうすれば、17万円×25年×12ヶ月/ 年=約5,000万円まで下げることができます。ただ、老夫婦2人で17万円って、ちょっと切り詰めた感じがありますが、そんなに不可能でもない額のような気がします。

■不労所得を確保

老後の生活費を確保するには、やはりお金には働き続けてもらうことになるでしょう。

積立投資など、60歳まで行ってきた資産運用で、全額償還せずに、一部を運用に回し続けてもいいでしょうし、不動産投資で家賃収入を確保し続けるのもいいでしょう。

人間は途中リタイアしても、一部のお金には生涯現役でい続けてもらった方が良いでしょう。

もちろん、老後の生活費を形成するために、若い時から運用に回すのもとても大切なことです。

老後を迎えても、資産はある程度分散したままの方が良さそうですね。

■自給自足

これは好き嫌いが出てきそうですが、自給自足も悪くないかなと思います。もし、早い時期に農地を持って、そういノウハウがあるのであれば、これはかなり心強いサバイバル手段と言えそうです。

最悪食べ物があれば生きていけますからね。⇒実はこの本を読んで、自給自足も良いかも、と思うようになりました。

■趣味を収入に変える

さすがに60歳を過ぎて、継続雇用制度とか使って、好きでもない労働を続けるのはかなり苦痛でしょう。

でも、自分の趣味を生かして収入に変えるのであれば、さほど苦にならないはずです。

これまでの人生経験を生かしてブログを書いても良いでしょうし、(自分のようにwordpressで書いてアドセンスの広告貼り付けるくらいなら、さほど抵抗はないと思います)

文章書くよりも動画にしたいのであれば、youtubeで少しお小遣い稼ぎするのも良いかもしれません。

何か得意なこと、自分の強みを活かして講演活動とかしたり、本を出版するのも楽しいでしょうね。

以上のことを総合して考えると、今の物価水準と仮定しての話ですが、例え公的年金が破綻して退職金が全額カットされても、または退職金が雀の涙程度の年齢で早期退職したとしても、老後に8000万円用意する必要があるかと言われると、そうでもなさそうです。

ざっと3000万円くらいであれば、何とかなるかもしれません。特に趣味を収入に変える力があれば、楽しい老後を過ごしながら、稼ぎ続けることもできるし。

30代の方なら、既に3000万円貯まっている人もかなり多いのではないでしょうか?

老後に8000万円準備という不安に駆られて、なかなか会社を辞められないと感じているならば、少しホッとできるかもしれません。

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