子供にとって幸せなのは賃貸?持ち家?家の購入を迷っている人へ

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子供と持ち家

気が付いたら、もう10記事目になった持ち家購入の危険性シリーズ。

既に「マイホームは負債」という言葉が浸透して長い年月が経過していますが、それでも家を買ってしまう人が後を立ちません。

先日に友人の結婚式で久しぶりに会った友達のうち、何人かがいつの間にか持ち家を購入しており、びっくりしてしまいました。「えーΣ(゚д゚lll)」と言いたくなったのをこらえるのが少し大変でした(・・;)

持ち家を買ってしまった人の、購入のきっかけとしては、以下のようにいろいろあると思います。

・試算の結果、家賃を払うのがもったいない

→これは購入価格を低く抑えられた場合であれば成り立つかもしれませんが、住宅ローンと家賃どっちを選ぶかと言われれば、いざという時にコントロールの効く家賃を支払うことを選びます。

・子供が生まれた

・自分はそうではないが、嫁が欲しがった

本能的な縄張り意識によるもの

・広々とした場所に住んだ方が幸福感が得られる

・みんなが買っている

→このように一般常識に流されて購入するのはとても危険です。

このうち、今回は子供が生まれたという理由で、持ち家を買うのが本当に正しい選択なのか、それとも賃貸のままで良いのか、思うところを書いていきたいと思います。

子供が産まれた方、経済的に束縛されたくない方は参考にして頂くと幸いです。

■自分だったら賃貸のまま

まず結論から行くと、他の記事を読んで頂くとだいたい想像が付くように、自分だったら間違いなく賃貸を選びます。

よほど低価格で購入できるような物件情報を得ない限り、こういう選択をするだろうと思います。

執筆活動で大成功を収めて、富を築くことができたら持ち家の購入を考えるかもしれませんが、「子供が生まれたから」という理由で家を買うことは100%ないと思います。

むしろ、子供を産むのであれば、家は買えないなあというのが自分の今の気持ちです。

以下に、その理由をいろいろ書いていきたいと思います。

◆広々とした家に住むのは本当に子供のため?

子供が生まれたこと、もしくは子供が成長したことがきっかけで家を買う人の大半は、今のアパート、もしくは社宅では家族全員で住むには狭すぎる。

家賃も払い続けること考えたら、いっそのこと借金してでも広い持ち家を購入しよう。その方が子供達も幸せに暮らせるだろう。

賃貸なら近隣住民から、子供の泣き声で苦情が出ることもなくなるし、そうだよ、やっぱりここは家を買っちゃおう。

本当にこれが正しい選択なのでしょうか?広い家に住んで、子供が本当に幸福感を得ることができるのでしょうか?

広い家に住んでいた方が、同級生から一目置かれることはあるかもしれませんし、狭い部屋で、しかも自分の部屋を持てないよりは、広い家で自分の部屋を持った方が窮屈を感じないので幸せかもしれません。

でも、それと引き換えに、養育費という点で非常に苦労することになります。

◆持ち家を我慢して養育費に充てたい

家を買ってしまうことで大きなリスクは、経済的に大きな負担になってしまうことと、いざという時にコントロールが効かなくなることです。

会社を何らかの理由で辞めた場合や収入を大きく下げてしまった場合でも、住宅ローンは支払い続けなければいけません。

火事や震災等の何らかの要因で家が全壊してしまっても住宅ローンは残ります。どこかアパートに引っ越すことになれば、家賃と住宅ローンのダブルパンチです。

賃貸であれば、会社を辞めたり給料が下がれば、家賃の低いアパートに引っ越すことができます。先に書いたように、賃貸の方がコントロールが効くのです。

住宅ローンの支払いに苦しむようなことになれば、会社は辞めづらくなるし、子供のためを思うのであれば養育費に苦労しなければいけない。

お金の問題で子供の選択肢を狭めることになってしまえば、それこそ不幸ではないかと思うのです。

個人的には、できれば子供の選択肢を狭めるようなことはしたくないです。賃貸であれば、その辺のコントロールは効きやすいと思います。

子供のために家を買ったら、逆に子供に苦労をかけてしまった。そういう事態はなるべく避けたいです。

自分が子供のために考えるのであれば、賃貸の方が絶対いいと感じるのはこのためです。

◆子供を定住させることが幸せなのか?

そもそも子供が独り立ちするまで、ずっと家族と一緒に過ごさないといけないものなのでしょうか?

個人的な理想ですが、将来子供ができたら、英語力と人間関係構築力は磨かせたいと思っています。

英語力を身につけさせるのであれば、留学させるとかも選択の1つです。小さいうちに親と離れた環境に過ごさせるのもありかと思います。

そうなってくると、子供のために広い家を買うという必要性もなくなってきます。もし、両親と離れた環境で暮らさせる、という条件付きではありますが。

◆子供に面倒をかけさせたくない

親の本能としては、子供に面倒をかけさせたくないと思います。自分はその辺はかなり恵まれていて、今のところ両親は、自分の仕送りなしで老後の生活を不自由なく過ごしています。

しかし、老後の生活に不安がある場合、というか今の退職金を含めた貯蓄額と年金では、老後の生活が困難な場合、子供に仕送りをしてもらわなければいけなくなります。

また、子供が就職してからも、貯蓄がほとんどできないほど低収入か、働き出したばかりで貯蓄が元々ない場合、本当は必要ないはずの生命保険に入る必要まで出てきてしまいます

そうなれば子供の負担はかなり大きくなり、子供のライフプランに大きな影を落とすことになってしまいます。

これは持ち家を買うか、賃貸にするかだけの問題ではないですが、持ち家の購入でそういったリスクを伴うようなことは避けたいと思います。

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コメント

  1. 児島 拓人 より:

    私は賃貸派でしたが中古マンションを購入しました。現実を考えれば賃貸でも全く問題ないですが、一言で言えばマイホーム購入というのは夢であり、損得は関係ないです。それを人は自分が損したと思われたくないのであれこれ理由を付けてるだけです。得だから選んだと。人の意見を気にしすぎなんですよね。素直に、損してでもお金を払って夢を買ったと言えばいいのです。人生について損だの得だのと議論することはナンセンスだと思います。自分「だけ」幸せであればいいのです。僕の夢はポルシェを買うことです。この事自体は興味のない人からすれば無駄以外の何でもありません。わかってます。無駄なんです。しかし夢を買うという事はその人にとっては人生で一番重要な事です。

    • 匿名希望(本名は後ほど公開) より:

      児島さん、コメントありがとうございます。高い買い物をすると、「こっちの方が得だよ」と理由を付けたくなることもありますよね。

      自分の夢の1つであれば、「素直に欲しかったから買った」と言えば良いと思います。夢が叶ったんですから、何も後ろめたいものはないはずです。

      何も持ち家の購入や高級車の購入など、物欲を否定する気はありませんが、気を付けないと、今後経済的に束縛されてしまい、自由が利かなくなるので、こういう記事を書いています。

      理想としては、給料ではなく、資産から買うのが良いんでしょうね。