奨学金はどうやって返すのが良いの?良い借金と悪い借金を理解する

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今回は奨学金をどうやって返すのが良いのか?ということを書きたいと思います。

最近、奨学金の返済が滞って自己破産してしまった人がいることが話題になりました。大学時代に借りた奨学金を返そうにも、事情があって働けなかったり、低収入だったりして自己破産した。たしかそんなケースだったと思います。

それと、大学の授業料が年々上がってきているというのも、一因にあるようですね。また、大学の研究室に馴染めすにうつになってしまい、そのまま就職できなかったとか、いろんなケースがあるようです。

そもそも、大学出たからって高収入の仕事に就けるわけではないので、奨学金の返済については、いろいろ四苦八苦するのではないかと思います。

ただ、この報道で、「奨学金の返済って、結構怖いんだね」というイメージを持ってしまいがちですが、そもそも、そんなに悪い借金なのでしょうか?

奨学金をどうやって返すのが良いのか?それには良い借金と悪い借金について、理解する必要があると思います。

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■第一種奨学金(無利子)

第一種奨学金は、いわゆる無利子の借金です。後述しますが、これはかなり良い借金です。だって、返済期限ぎりぎりまで払わなくても、利子がかからないので。

この第一種奨学金ですが、学業の成績の基準が厳しく定められています。

例えば、大学1年生であれば、高校の成績が3.5以上、専門学校1年生であれば3.2以上を満たさないといけないし、それを満たしていても、第一種奨学金がもらえるわけではありません。

また、大学2年生以降は、成績上位1/3以内という必須条件がありますが、これを満たしていても第一種奨学金がもらえるとは限りません。

だいたい、第一種奨学金がもらえる人は、申請者の4人に1人とも言われており、かなりの難関です。もちろん貰えた人は、これはとてもラッキーです。

■第二種奨学金(有利子)

多くの人は、有利子の第二種奨学金を受け取ることになると思います。ただし、貸与金額を自由に定めることができます。

利息については、上限3%以内と言われていますが、これは国債の金利がどこまで上がろうと、3%以上にはならないという意味で、現在3%という意味ではないです。

大学卒業後の金利がどうなるかわからないデメリットはあるものの、2015年現在の低金利時代、固定型は0.63%、変動型に至っては0.1%となっています。

国の教育ローンの利率がだいたい2%であることを考えると、教育ローンを組むメリットは全然ありません。3%という数字に惑わされないように気をつけたいところです。

■奨学金はかなり良い借金

〇第一種奨学金の場合

第一種奨学金は無利子ですから、先に述べたように、返済期限ぎりぎりで返済した方が絶対良いでしょうね。

繰り上げ返済は、自分の首を絞めるだけで全然メリットがないので、絶対に辞めましょう。

住宅ローンなんかもそうですが、早く借金を返してスッキリするのは、特に無利子の借金であれば幻想です。敢えて返済を繰り上げず、その分を金融商品への投資に充てたりして利回りを得たほうが良いのです。

ただし、延滞してしまうと、5%の延滞金が課せられたり、クレジットカードの利用がしにくくなったりとデメリットが大きいので注意する必要があります。

返済が苦しい場合、奨学金返済猶予制度が使えるようであれば、使ったほうが良いでしょう。

〇第二種奨学金の場合

先に述べたように、有利子といっても、固定型は0.63%、変動型に至っては0.1%と、かなり低い利息です。

借金は金利が低ければ低いほど良い借金です。もちろん、一番良い借金は無利子の第一種奨学金ですが、良い借金であれば、やはり無理して繰り上げ返済をする必要もないかと思います。

ちなみに、住宅ローンは固定型で2~3%、変動型で0.7~0.8%です。消費者金融や銀行系のカードローンの場合は、言うまでもないでしょう。

このように、他に借金を抱えている場合は、利息の多い借金から返していくのが原則です。なかなか奨学金よりも低利息の借金はないでしょうから、多くの場合は、他の返済に充てた方が良いでしょう。

余談ですが、ロバートキヨサキのキャッシュフローゲームでは、どの職業カードでもいろんな種類のローンの支払いを抱えています。

もし借金を早めに返済する場合は、利息の高い借金から片付けた方が若干有利になります。そう考えると、あのゲーム、かなり実生活に応用できるんですよね。

で、そのキャッシュフローゲームですが、敢えて借金を繰り上げ返済することなく、先に投資に回したほうがゴールに近付くことが多いです。

これも実生活に適用していきましょう。先に金融商品に投資して、そのリターンで奨学金を返済していけば、懐は全然痛まないのです。

奨学金ほどの低金利の借金であれば、おそらく先に投資に回したほうが有利ではないでしょうか。

■なぜ日本の奨学金制度は批判されるのか?

それでもアメリカやイギリスなど、他の国に比べれば、日本の奨学金制度は狂気に満ちていると言われています。

そう言われるのも当然で、アメリカやイギリスなどの奨学金は、給付型、つまり返済不要である場合が多く、完全返済を迫る日本とは比べ物にならないくらい恵まれています。

世界標準で見れば、奨学金とは、この給付型の奨学金を指すので、借金という位置付けの日本の奨学金は、かなり特殊と言わざるを得ない一面があります。

借金として見れば、日本の奨学金はかなり優れた良い借金ですが、そもそも借金という位置付けが、他の国から見れば悪意に満ちていて狂っているということです。

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奨学金の返済が困難なほど低収入の場合等、返済期限を伸ばすことができます。

しかも、猶予期間中は第二種奨学金でも無利子なので、利息で借金が膨らむこともありませんから、いざという時の救済措置になります。こちらも良かったらどうぞ。

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