お金がないと投資できないの嘘|20代、低収入でもコツコツ投資する方法

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一万円札2枚

資産運用は経済的不安から解放されるためには必須なことだと思います。自分が思うに、投資する必要のない人というのは、生涯ずっと稼ぎ続ける保証のあるような人です。

例を挙げれば、ずっと重版され続けるようなベストセラー小説をいくつも出版しているような人です。書籍が勝手にお金を稼いでくれるからです。このような完全不労所得状態では、特に投資もいらないかもしれません。

ただ、世の中何が起こるかわからないです。出版社が倒産して著作権がクリアになることもあります。完璧にどこでも通用できるスキルを身に付けたつもりでも、クビになって路頭に迷わないという保証はありません。

そう考えると、ほとんどの人は人的資本を金融資本にヘッジする必要があるように思います。これは、何かに脅えているわけではなくて、いざという事態でも、どっしりと構えることができるからです。蓄えがあれば、それだけ心に余裕ができます。

ファイナンス・リテラシーを身に付けることは、自由に生きるための必須スキルですが、日本人の特徴かもしれませんが、周囲を見渡すと資産を運用しようという考えがないのもまた事実です。「興味がない」という人もいますが、これは後日談とするとして、投資しない人では以下のような台詞もよく聞きます。

「投資に回すだけのお金がない」「運用は、もう少しお金が貯まったら考える」

たしかにタネ銭がない状態で、目先の生活費を無視して投資に着手するわけにはいきませんが、充分なお金がないから投資ができないというのは、果たして本当なのでしょうか?少しずつなら投資はできないでしょうか?

〇積立投資~毎月少しずつ投資する~


記事のタイトルのように、20代で低収入で充分な蓄えもない状態であれば、一括投資は厳しいかもしれませんが、

積立投資なら可能ではないでしょうか。

収入-貯蓄&投資=支出」の考えで生活するといった記事を前に書きましたが、積立投資は、会社の財形貯蓄同様、強制的に貯蓄に回すことになるので、安定してコツコツと蓄財することができます。

また、ある程度蓄えがあるにしても、一括投資はリスクがあります。時間分散を図ることができず、投資したタイミングに左右されるためです。どんなに良い案件があっても、一気に大量のお金を投入するのはやっぱり怖い。

なので、最初に運用に着手するのであれば、積立投資を視野に入れると良いかもしれません。時間的な分散を図るのは、資産クラスを分散すると同様に重要な要素です。自分であれば、一括投資をする場合も、同じタイミングで何件も着手するのではなく、敢えて間隔を空けて投資するようにします。

〇ドル・コスト平均法


積立投資といえば、よくこの「ドル・コスト平均法」という言葉をよく聞くと思います。企業の持株会の勧誘資料にも書いてある言葉なので、比較的馴染みのある言葉と思いますが、もう一度おさらいすると、

(1)金融商品を購入する場合、一度に購入せず、資金を分割して均等額ずつ定期的に継続して投資する。

(2)数量を等分するのではなく、金額を等分して購入

(3)価格が高い時は購入数量が少なく、安い時には多いため、単純な数量分割に比べ平均値の点で有利になるとされる。

(4)ハイリターンはあまり狙えないが、大きく資産を目減りさせるリスクは減らすことはできる。

 

要は割安の時期に多く買い叩き、高い時期は買い控える方法です。一括購入であれば、純粋に今後の変動だけで損益が確定しますが、ドル・コスト平均法であれば、下げ相場でも利益を上げることができます。

最終的に投資に着手した時よりも価値が下がっても、安い時期に買い叩いているので、トータルでは得していることもあるのです。(実際にグラフで考えて手計算すると実感が湧くので、後日別記事でこの辺を書いていきたいと思います)

〇積立なら何でも良いということではないので自己責任で


企業の持株会がいかに怖いかについては別記事で書いているので、ここでは多くは書きませんが、もちろん積立投資が何でも良いわけではありません。ネットの広告で出ているようなものでも、良い案件とは限らないので注意してくださいヽ(´Д`;)ノ

投資に関しては何でもそうですが、自分で情報収集して、納得できる案件を自己責任で購入するのが大前提です。

ただ1つ言えるのは、積立投資の場合、特に投資を始めたばかりの時は、一時の騰落に一喜一憂する必要もないのが特徴です。

一時期大きく価値を下げることになっても、ここでじっと待っていれば、徐々に持ち直して、いつの間にかトータルで得することもある。特に投資を始めたばかりなら、投資金額も少ないので、とりあえずじっと待とうという気になる。このように心理的なハードルが低く、ストレスを抱えにくいのも積立の魅力の1つと思います。

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