V.E.フランクル「夜と霧」の名言をメモ|心に残る名著の感想

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夜と霧

想像を絶するほど残酷なアウシュビッツ収容所での生活を、精神分析医の立場から、冷静に観察し、収容所にいる人々の心理を克明に描いたV.E.フランクルの「夜と霧」。

名言も多いし、読んで良かったと感じる本の1つです。

アウシュビッツ収容所での生活なんて、学校の授業では「過酷だ」「残酷だ」と聞かされるわけですが、現代の日本を生きる自分としては想像も付かないです。この時代を生きていないので。にも関わらず、

「あ~、なんかわかるぞこの気持ち」

という感想が出てくるのが不思議です。だから21世紀になった今でも翻訳され、こうして現代人にも語り継がれているとは思うのですが。

想像を絶する残酷な場所だったと思うのですが、なぜか平和(?)なはずの現代社会の日本と重なる部分を感じます。

評論家っぽく言うと現代社会の病理と重なるという感じでしょうか。

どこか閉鎖的で、生き辛い社会というのは、何も第二次世界大戦という異様な時代に限らず、現代でも多く見られる光景です。

現に日本では毎年30,000人もの人が自ら命を絶っています。自殺まで行かなくとも、うつ状態に陥った人はとても多いです。

うつな気分の時と、アウシュビッツ収容所にいる人々の心理が、妙に重なるんですよね。そこが一番衝撃的でした。

いろんな違った見方ができそうな本なので、読書会とかやりたくなる本です。(実際にやった人もいるそう)

人間関係とかで行き詰まった、理想と現実のギャップに悩んでいる、何だか今の職場や家庭に居心地の悪さを感じている

そんな経験を持った人は多くいると思います。淡々と書かれているのに、そういう人にどこか生きる希望を与えられるような本です。

衝撃な名言も多ければ、感動的な名言も多いので、心に残ったセリフをメモするのも良いと思います。そして、忘れた頃にまた読むと、また違った感動を得られるかもしれません。

今回は、自分が印象に残った名言をシェアしていきたいと思います。

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〇印象に残った名言

・恩赦妄想→希望にしがみつき、最後の瞬間まで、事態はそんなに悪くないだろうと空想する。

・人間は何事にも慣れる存在だ。

・感動の消滅→苦しむ人間、病人、瀕死の人間、死者。見慣れた光景で心が麻痺。

・最悪の夢でさえ、収容所でわたしたちを取り巻いているこの現実に較べたらまし。

・生き延びること以外の関心の欠如、文化の冬眠

・この世にもはやなにも残されていなくても、心の奥底で愛する人の面影に思いをこらせば、ほんのいっときにせよ至福の境地になれる

・強制収容所の人が集団のなかに消えようとするのは、周囲の雰囲気に影響されるからだけでなく、さまざまな状況で保身を計ろうとするからだ。

・夫婦でいたのは短い間だったが、その幸せは、今ここで味わわねばならなかったことすべてを補ってあまりあるということ

・運命に感謝しています。だって、わたしをこんなにひどい目にあわせてくれたんだもの

・勇気と希望、その喪失と肉体の免疫性の関係

・喜びを取り上げることに快感を覚える現場監督や監視兵

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